会報「北のみなと」No.71より

  北海道港湾空港建設協会の技術委員会では、平成21年度にトータルコスト低減と工期短縮を目的として会員にアンケート調査を実施、このたび「港湾工事の構造要因に伴う施工上の諸問題について」(中間報告)として報告書を取りまとめた。

  技術委員会では、回収したアンケート調査から諸問題を整理するための検討チームを立ち上げ、施工項目・施工箇所ごとに議論を重ねながら必要に応じて担当した当時の現場代理人など関係者から聞き取り調査を行った。

  報告書の内容は、「施工天端高の問題」・「延長方向における断面変化」・「施工途中及び残手繰り返し断面の問題」など施工項目ごとに大きく分類し、さらに施工箇所ごとに内容の詳細と説明図、問題点、対応策等について記述している。

  報告書の活用方法は第67回技術委員会で審議され、平成22年6月18日、北海道開発局港湾空港部港湾建設課の桑島課長に報告書を現場で活用してもらうよう手渡した。

  この報告書は会員各社に中間報告され、今後は北海道開発局に具現化できるよう協力していくものとする。平成22年は昨年度に引き続き、実施したアンケート調査を再整理して積み残した課題の抽出や再検証を行う予定である



報告書写真(港湾工事の構造要因に伴う施工上の諸問題について)