①
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過剰・過激な競争環境の是正・改善
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企業及ぴ技術者の技術力を重視する方式の活用は、公共工事の品質確保の促進を図る観点から、引き続き受注者が適切な利潤を得られる入札環境を整えることが重要と認識している。
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②
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調査基準価格の見直し(一般管理 費30%の引き上げ) |
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低入価格調査基準価格については、平成21年 4月
3日以降の入札公告を行う工事を対象に、公共工事の品質確保、上適格業者の参入による”いわゆるダンピング受注” の排除等のため、再度引き上げを行ったところである。
現場管理費や一般管理餐については、工事実施上最低限必要と考えられる額を計上されていると思慮するが、ご要望の調査基準価格の「一般管理費30%《への引き上げについては、本省に伝えたい。
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③
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技術ダンピング(オーバースペッ
ク)対策の改善及び総合評価管理費の評価 |
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昨年度の要望を踏まえ開発局において、港湾部門は他部門に先駆けて今年度より入札説明書に評価しない提案を明記するなど、オーバースペックの防止には鋭意、取り組んでいるところである。
オーバースペックの個別事例については、本省港湾局で設置した「オーバースペック等設定《作業部会にて現在検討中である。
なお、総合評価管理費については、現行の積算基準体系によれば、評価における技術提案作成等に係わる経費について「企業の経営管理と活動に必要な本店及び支店における経費《と規定した一般管理費等に含まれると認識している。
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④
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総合評価方式については、制度改革の余地があることから、国土交通省全体による「国土交通省直轄事業における公共工事の品質確保の促進に関する懇談会《(委員長:小澤一雅東京大学院教授)において、入札・契約制度全般に亘る議論が進められており、新たな競争入札方式の検討については本省に伝えたい。
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